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一口ずつ好きな味が詰まっている、美味しい幕の内弁当

溶解マールイ/平山葉子、三井耶乃、川村知家
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平山葉子 浅草って、いい店多いかな、みたいな。
なんていうんだろう、あんまり時代に媚びたくないみたいな人が店やっていることが結構多くって、いい意味でちょっと頑固でいてくれるから。
たまたまここ決まる直前かな、洋服屋さんにいって、面白い洋服屋さんがあるっていうので行って、すっごいオーナーさんと仲良くなって、いろんな話を聞かせてもらって。
ぜんぜん媚びなくて。
なんか時代の流れにつかれたお年頃だから、すごい居心地いいんですよ。ぶれない人たちいっぱいいるから。
店が小さかろうが大きかろうが、その人の人生がすごく磨き上げられてるなみたいな。
この前みつけたコーヒーやさんでも思ったし、そういう中で自分も生きたいなみたいな。

三井耶乃 そこに通う人もさ、共感して人を呼ぶからね。

川村知家 浅草ってにぎやかで人が多いのがいいですね。

平山葉子 今回応募するときに歴史を調べて。関東大震災のときの話とか、浅草の何階だっけ、あ、十二階のこととか調べる機会とかあったんですけど。
震災も空襲も生き延びてとか、その中で這い上がってきたとか、昔の、浅草オペラとかの時代も結構短いって知って。
結構激動の時代を乗り越えてきたんだなって。
そういうこと自体が今の浅草の雑多なカオスな文化を創り出しているんだなと思って。
すごいよな、って。かっこいいなって。
その場にふさわしいクオリティのものをやりたいね。
ホントだよ。
なんてね。

ーーーーー-普段の打ち合わせってこんな感じですか?

三井耶乃 こんな感じです。
喋る分量もだいたいこんな感じです(笑)。

平山葉子 だいたいこんな感じで。話が長くなりすぎると整理してくれて、「次行こうか」みたいな感じで。

三井耶乃 喋りたいことがないわけじゃなくて、喋ろうと思ったら、また、こっちが喋り始めてるから、タイミングがないだけで。
ああ、でも最近はこの道筋も必要だったんじゃないかと思って。

ーーーーー-3人の運命の出会いである「劇団東京乾電池」と柄本明さんのお話しは紙面でゆっくりご覧いただくとして、溶解マールイ誕生の魅力の源だろうエピソードをご紹介。

平山葉子 最初は、名前とかなく行こうと思ったんですよ、ユニットみたいな。
でも、演出頼んだ方が「そんなんじゃ芝居なんかできない」みたいな。

三井耶乃 熱血系の感じで。

平山葉子 根っこにある思いというのがなければ何も立ち上がらないよ、っていうことだと思うんですけど、今思えば、確かにな、っていう。
だから、ちゃんと考えてみたら?みたいに言われて
劇団ってつけるのは、その時は拒否してたんですけど「じゃあ3人でやりますか」っていったら「そうですね」って。で、3人で名前考えて始めたら、なんかやめられなくなっちゃって。

川村知家 なんかね、やってしまってるよね。

平山葉子 絶妙なバランスで。

三井耶乃 毎回、これが最後だとかいいながら。

平山葉子 盛り上がってるときと、「…次が最後だと思ってやろう」っていう(笑)、そういうの、あるんですよ。
でも、誰かがちょっと調子悪くても、誰かが。こう補完しあいながら、それって大事じゃないですか。波って絶対あるんで。そうね、(三井さんが)一番波が表に見えない人で。私がたぶん、ぐわんぐわんっていく感じで。川村さんも結構、これ(波)、あるよね。

川村知家 俺は結構常に外的要因が。

三井耶乃 常にバタバタしてる。

平山葉子 いろんな不運が降ってくる星の下に生まれて、そういう才能があって。

川村知家 才能じゃないですよ。

平山葉子 だって、稽古場に来て、普通に「朝、車にひかれて」とか。

川村知家 いや、ぶつかって。

平山葉子 ぶつかったりとか。ホントに轢かれる人なんてあんまりいないじゃない、タイヤの下に。

川村知家 まあ。

平山葉子 「大丈夫なの?」みたいな。
「あ、ダイジョブです」みたいな。

三井耶乃 その日、自転車にもあたって?違う日だっけ?

川村知家 あ、同じ日です。自転車にあたって。

平山葉子 「川村さん遅いね?」って稽古場で待ってたら、ピロンってラインが入って「点滴打ってから行きます」とか、。
点滴よく打つんですけど(笑)。
それとか、手がすごいこんなパンパンに腫れて、「どうしたの?」って聞いたら「蜘蛛に刺されて」みたいな。「どっかアウトドア行ったの?」って聞いたら「いや、ふつうに暮らしてて」みたいな。とか。
ホントに。あと、一緒にやってる間でお財布3回くらいなくしてるし。しかも、「乗るときはあったんですけど、改札出る前にどっか落としました、今、改札出られなくて」みたいなことが。
目の前で財布落としてるの、見たしね(笑)、それは教えてあげたけどね(笑)。

川村知家 あれは、ほんとに疲れてただけなんですよっ。

平山葉子 いや、いいとこ見せようと思ったと思うんですけど。公園にみんなで行って、ごみでるじゃない、「俺、捨ててきますよ」「あ、ありがとう」って。
颯爽と先に歩いていって、駅のごみ箱のところに、バンって勢いよく捨てたんですけど、手に財布も一緒に持ってて。で、ごみ捨てたと同時にこっち(財布)も放して、ごみ箱の横にバーンって結構激しく飛んだんですよ、結構デカいのが。
で、「あ、一緒に落としちゃったな」って後ろから見てたんですよ。
そしたら拾わずに、くるって後ろ向いて、笑顔で「じゃ、行きましょうか」って言ったんですよ(笑)。
ああ、こうやってこの人は財布を日々無くしていくんだなって(笑)。

三井耶乃 (笑)

平山葉子 本人は気づいてなくて笑顔で「ごみ捨てたぜ」みたいな感じで。俺、ちょっといいとこ見せたぜ、みたいな感じで「じゃ、行きましょっか」みたいな。

三井耶乃 そうそうそう(笑)。

ーーーーー-意外なエピソードに川村さんが困っているので(笑)、 今回の企画について一言。

平山葉子 幕の内弁当みたいな公演にしようということを話していて。
文字通りそんな感じの三部構成になるんですけど。
一部はバロンさんがゲストで、音楽要素が強めだよね。
それから、二つ目は、色物系の二部があって。三部はちゃんとお芝居やろうかって。
昔の浅草の興業とか、そういうのにちょっとオマージュして。
安心して笑っていいんですよってことをやるっていうことに今は意義を感じていて。
バラエティ弁当みたいな。
味染みたところもおいしいみたいな。

三井耶乃 味混ざっちゃったみたいな(笑)。

一口ずつ好きな味が詰まっている、美味しい幕の内弁当。浅草は見番でどうぞ。

text by 溶解マールイ
溶解マールイ 日の出
日時1.26(木)16:00
1.27(金)19:00
1.28(土)16:00
1.29(日)16:00
※開場は開演の30分前
開催場所浅草見番
2014年に川村知家、平山葉子、三井耶乃の3人で結成。演劇、生演奏、ダンスなどを融合したスタイルで、主にカフェやレストランを中心に幅広く活動。今回はしたまち演劇祭常連出演者であるボードビリアンBARON氏をゲストに迎え、その他愉快な仲間たちと共に歌あり、笑いあり、お芝居ありの豪華三本立てで皆様に楽しい時間をお届けします。

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