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2人の「いい距離感」について

企画室 磁場/浪打賢吾、土田祐太
撮影で、木馬亭に伺ったとき、楽しそうに席亭さんとお話しをする浪打さんと土田さん。企画を練るために木馬亭に通ったという話などをお喋り。「会社をやめて次何しよう」と演劇を始めた浪打さんと、映画監督を目指していた筈が、大学時代に出会ったインプロ(即興劇)の楽しさにはまって、俳優になった土田さんが出会って「企画室磁場」が生まれた。
ーーーーー

浪打賢吾 実際、今回の木馬亭をみたってことがそれがすごい面白かった。

土田祐太 木馬亭っていう唯一の浪曲の常打ちの劇場があるていうことで。正直その時はまだ浪曲ってまだ知らなかったんですけど。実際に、じゃあここに決めたっていうことになってからは。彼は実際、ものすごい通ったんだよね。

浪打賢吾 あの毎月1日から7日までっていう定席の中で十回くらい。

土田祐太 明らかにねえ、彼は目立つわけですよ(笑)。この風貌で。ねえ、で、だんだん席亭さんとも。ねえ。

浪打賢吾 話をして。

土田祐太 だから彼いうんですよ。「俺がきっと一番この演劇祭汲み取ってやってるぞ」って。

浪打賢吾 なんか、僕も観に行って。そこに集っているお客様の独特の、あるんですよ。空気も、拍手もそうですし。木馬亭すごいなって思うのが、一回幕が閉じるんですけど、ぜんぜん幕の中で話し声とかして(笑)。俺たちだったらいかに楽屋で静かにしてて出るかなのに。この人たち、ぜんぜんOKなんだって。そういうオープンさを含めて、すごいこの場所で
自分たちができることの楽しみと、今ここにいらっしゃるお客様プラス、僕たちの一回目の公演を観てくださった人たちだったり、普段のお客様たちが一緒になったときに、結構すごいことができるんじゃないかなってことを期待してます。

ーーーーー-浪曲って知らない人がほとんどだと思うのですが。どんな感じを持ってました?

浪打賢吾 なんていうんですかね。お年寄りが気持ちよさそうに唸ったりとか、こうだよな、みたいな。

ーーーーー-聴いたことありました?

浪打賢吾 たぶんないと思うんですよね。木馬亭で初めて聴いたんじゃないかと思います。

ーーーーー-いかがでした?

浪打賢吾 一人ミュージカルというか、エンターテインメント性がすごく高いものだな、と思って。で、何より、人がすごく見えてくるんですよ、唸ってる方がどんな方なのかっていうことがにじみ出てくるというか、その方の人生っていうのがすごく表れてくるっていうか。最初の枕からそうですし、大事にしているものとか、が見えてくるのがすごく面白いなと思って。一席聞けば語り手を知った気になってしまうというような。
実は、木馬亭に行く前に、Youtubeで聞いたときには、ぱっとわからなかったんですけど、木馬亭で見たときに、すごくああ、面白いなって思ったんです。それがたぶんそういうところなんだなって。

土田祐太 あと、ものすごく技術の高いことをやってらっしゃるなって。
なんていうのかな、人柄が見えてくるのと同時に、ちゃんとその話している物語の景色がわーって広がってきて。
笑えるところはちゃんと笑って、切ないところはギュッとせつなくなって。
すごく素晴らしいエンターテインメントだなって思って。
多くの人に知ってもらいたいっていったらあれですけど、僕ももっともっといろんな人の芸を見たいなと思います。
太福さんは、ついこの間拝見したんです。本当に、これやってなくても一ファンになりました。人を楽しませるっていうことに対して圧倒的で。

ーーーーー-ひとことで言うと、浪曲の楽しみ方はなんでしょう?

土田祐太 本当にJPOPのライブを見に来てくださいみたいな感じですかね。
たぶん一回見てもらうとちょっと誇れるんだとおもうんですよ、あ、これが日本で生まれたんだなって。
浪曲ってこんなに、POPって言葉が正しいかわかんないんですけど、こんなに親しみやすくて、かつこんなにすごいものが脈々と続いてたんだって。しかも常識で考えても、「これが二千円で見れちゃうの?!」っていう奇跡の芸術(笑)。まったく敷居が低い状態で、ライブ感覚で来てほしいなっていう感じ。

浪打賢吾 実際、観た僕らが言えることですし。

土田祐太 こっちの本番で言えば、ただ浪曲師さんのっていうことじゃなくて、それはもう僕たちの最先端の浪内君のセンスとアイディアで今のところ2017年風につくりますので、だれが見ても楽しめると思います。言い切りました(笑)。

ーーーーー-最後にお互いをご紹介いただくとどんな人ですか?

土田祐太 彼、ものすごい器用なんですよ。なんでもできちゃって。打ち上げやったときも、普通に一匹の魚をさばいてお刺身を作ったりとか。すごいこだわる人でかつ器用な人なんで。まあ抜けるところは抜けるんだけど。
なんか、いちいちオシャレなんですよね。なんていうんですかね。例えば公演のPVの音楽もどっから引っ張ってくるんじゃなくて、自分でアイフォンで作ったりとか。最先端のものをちゃんと最先端にやるんですよ。だからこの人とやったらたぶんオシャレなことできるんじゃないかって、泥臭い僕が(笑)。
普段こういう見かけなんで、絶対電車で座っても両隣は誰も座らない(笑)。
ギャップがすごいでしょ、見た目とほんとの本人との。
それがいいところですよね?

浪打賢吾 彼は真面目なんですよね、人に対しても、仕事に対してもすごい丁寧なんですよ。たぶんそこが僕の中で大きいところです。
ぜんぜん仲良しじゃないんですよ。二人で飲みにいったのなんて一回だけだよね。

土田祐太 いい距離感なんですよ。つくるときはパッと集まるけど、別に普段遊んだりしないし。

浪打賢吾 よく知らないんですよね(笑)。
彼が彼女と別れたってことだって、僕より先にうちの制作の方が知ってたりとか(笑)。僕にプライベート喋らないし。

土田祐太 そう僕、太福さんが決まったっていったって、一人で浪曲見に行って、そのあと浪曲教室行って、太福さんと初めましてって、でツイッターでやりとりして。でも何にも報告してないもん。

浪打賢吾 ツイッターでやりとりしてるの?

土田祐太 ちょっとやりとりしてる。

浪打賢吾 あ、そうなの?全然しらない。

そんな二人のベクトルは、今、同じ舞台に向かっている。
木馬亭でどんなライブが繰り広げられるのか、楽しみだ。

text by 企画室 磁場
企画室 磁場 舞台×ドキュメンタリー 浪曲師玉川太福譚
日時1.19(木)19:00
1.20(金)14:00/19:00
1.21(土)14:00/19:00
1.22(日)16:00
開催場所木馬亭
浪曲定席の小屋、木馬亭。今ではたったひとつとなってしまった浪曲の最後の砦であり未だ浪曲師たちの情熱が渦巻く娯楽の殿堂。私たちはこの木馬亭で浪曲と出会いそして、玉川太福氏という浪曲師と出会いました。その人は浪曲師であり、父親であり、一人の人間でした。演劇の技術を駆使しドキュメンタリー作品として情熱を捧げる場所この木馬亭で本人の語りとともに過去から現在をお客様と体感する。その日その時だけの浪曲をご覧ください。

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