PERSON
参加団体の「人」を知る


企画室磁場 浪打賢吾の「場所」
企画室磁場/浪打賢吾

2015年、浪打賢吾と土田祐太の二人で立ち上げた企画室磁場。発想のエッセンスを、映像や舞台などジャンルを超えて様々に表現する。「演劇の可能性を信じながらあくまで劇団という形式ではなく」とその意気込みを語る。したまち演劇祭で、また新たなリンクを広げてくれるはずだ。
(本文記事:浪打賢吾)
(本文記事:浪打賢吾)


場所-土田祐太と出逢った舞台。

2015年に自身の団体、企画室磁場を立ち上げるまでは役者として活動。
25歳までは芸能関係とは無縁の仕事をしていたが芸能事務所の養成所へ入所し活動を始める。
ドラマやCM等の仕事をメインとしていたが、その後舞台での活動をメインとするため同事務所を退所。フリーとして様々な公演へ出演していく中で”演劇の可能性”という考え方へ傾倒していく。
撮影:奥山郁

場所-フリーとして様々な公演へ出演。”演劇の可能性”という考え方へ傾倒していく。

一般的なドラマ演劇に限らずポスト・ドラマ演劇との出会いやアジア舞台芸術祭へ参加した際の総監督宮城聰氏の言葉に影響を受ける。(c)APAF

場所-維新派『透視図』

中でも2014年公演の維新派『透視図』(写真協力:維新派、撮影:Yoshikazu Inoue)は、何もない場所へ大規模な劇場を設立し公演を行う。大自然を舞台として魅せる演出、そして公演が終われば釘一本残さず撤収するという同団体に心を惹かれ、単身大阪に渡り2カ月間滞在、出演した。この経験は団体の設立へ加速させた。その翌年、企画室磁場設立。初公演『手のひらを 透かしてみれば』上演。プロデュース、脚本、演出を担当。次回、したまち演劇祭という新たな「場所」に挑戦する。
text by 企画室磁場