したまち演劇祭出演者と幕間さんぽ

司田由幸さん、麻生素子さん(砂の上の企画)と〈小野照崎神社〉で願掛け

砂の上の企画の司田由幸さん、麻生素子さんの御二人と入谷交差点で待ち合わせ。

 

日比谷線の入谷駅を上がったところは、昭和通りと言問通りの大きな道路が交わる。

その真ん中に立つ朝顔の碑。そう、7月には毎年朝顔市が開かれるところだ。

「私、去年来たんですよ。もうホントに朝顔がいっぱいでした」

と、実は麻生さんは、谷中の住人だそう。

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▲下町文化発祥の地 台東区。なるほど。

 

「いや、ひっこしてきたばかりなんですけどね。

平櫛田中さんのアトリエのほうというか。」

そうそう、砂の上の企画さんはこの3月に平櫛田中のアトリエを使って公演をされてました。

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平櫛田中は大正から昭和にかけて活躍した彫刻家。

彼の作品のひとつ、敬愛する岡倉天心の胸像は東京藝術大学に設置されています。

台東区谷中に長くアトリエがありました。

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▲これがその公演「水分」作・演出は、司田さん。

 

あのアトリエ、雰囲気あって良かったですよね~。

「そうなんですよ、光のまわり方とかがすごくきれいで。

さすが芸術家のアトリエだと思いました。」

と司田さん。

アトリエの雰囲気はこんな

http://www.taireki.com/hirakushi/index.html

感じです。

 

「ちょっと寄り道していいですか?この間友達に教えてもらったお店がすごい和む感じで」

と連れて行っていただいたのがこちら。

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▲イリヤプラスカフェ。

 

「普通のおうちなんですけど。そのまんま使ってるってとこが可愛いでしょ。

パンケーキ、美味しいですよ」

ほんと、なんだかとてもゆったりほっこりした雰囲気だ。メモメモ…。

 

では、もう一軒。お昼時は、ほっこりというよりはお腹がぐーとなりながら待つ、

ひたすら待つ!美味しいお魚まで!というお店へ。

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▲さいとう。

 

ランチタイムはとにかく大行列していますのですぐわかります(笑)。

そんなに並んでまでも食べたい海鮮丼ですが、別盛りOKということで、すでに丼じゃないし。

コスパ満点のボリュームです。

 

さて、しかし本日はもう夕方なので、次へいきましょう。

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真剣にお祈りするお二人。

なぜならここ小野照崎神社は、芸能をする人には有難いパワースポットだから。

というのも、あの渥美清さんがこの神社に願掛けをして禁煙を誓ったら

次の日「男はつらいよ」のオファーが来たんだとか。

“寅さん誕生秘話”ですよ、これは願掛け願掛け。

公演の成功を真面目に長いこと祈ってました。よろしくお願いします。

 

さて、この神社のおみくじはちょっと変わってまして、こんな形。

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▲まゆみくじと言います。

 

ひとつひとつが繭玉なんですって。今の若い方、繭玉なんてみたことないでしょ?(笑)

そして境内の一角に富士山!

こちらは『下谷坂本富士』という富士塚です。

よくみると、五合目とかいう案内があるのが見えます。

6月30日と7月1日のお山開きにはここで富士登山ができるそうですよ。

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▲この門の向こうが富士塚。浅間神社がお守りしています。

 

小野照崎神社を満喫して出てくると、司田さんの様子が変?

「いや、蚊がいて…」

蚊ですか?

「僕、北海道の人間なんで、蚊、駄目なんですよ」

へえ、北海道って、蚊いないんですか?

「いないです、と、思いますよ~」

方や悠然と笑っている麻生さん。

司田さんと麻生さんは大学の時から一緒に演劇をやっていたそうで、もう一人、

今は制作として関わっている郡山さんと3人が、劇団の創立メンバー。

そんな話をしていたらいいものみっけ。

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ということでこうなりました。

 

「秋田のお酒のオススメはなんですか?」と

司田さんのお願いでお店のお兄さんに持ってきてもらいました。

今度の「おこめ」の主人公は秋田の出身の設定なんだそうです。

「秋田もお酒、美味しいですよねえ」と3ショットで。

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▲ホントに飲み逃げごめんなさい!ご馳走様でした~!

 

さて、次は…。

カッコいい看板文字にひかれてやってきたのは、老舗のおせんべいやさん。

「あら、お兄さんたち、お芝居やるの?どこで?」

とオバサマが話しかけてくれました。

「あそこ(東京キネマ倶楽部)はねえ、ちょっと前はねえ、

このあたりの『ちょっとお金持ちの社長さんたち』が遊びにいくところ。

高級だったのよお。お店のオネエサンたちも『ちょっとキレイ』なの~(笑)」

なるほど(笑)。

「そう、あそこ、今お芝居とかやっているの。頑張んなさいね~」

有難うございます。またチラシ持って伺います~。

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▲唐辛子とざらめが両方ついたやみつきになるおせんべい。

 

このあたりにはもう一軒。太っ腹なトーストが食べられるので有名なお店があります。

次はぜひ!と後ろ髪惹かれつつ…。

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▲喫茶DEN

 

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▲これが大迫力のグラパン!

 

さて、言問い通りへと戻ります。

入谷に来てここへお詣りしなくては片手落ちの『畏れ入谷の鬼子母神』こと眞源寺。

 

「銅鑼なんですね。これ、両方とも音が違う。面白いな」

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とまずはお詣り。

見てください。鬼子母神様の字、ちょっと変でしょ?

「ホントだ、鬼の字が違いますね」

え~。その昔、人の子をさらっては食べ亭は鬼子母神は、

お釈迦様の教えで改心し母と子を守る神様になりました。なので鬼の字にツノがないんですって。

なるほど。

 

入口近くには正岡子規の句碑が。

子規が晩年を過ごし。闘病の中俳句を作り続けた「子規庵」はこの先にあります。

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▲「蕣(あさがお)や君いかめしき文学士 子規」

 

子規庵に見舞いに訪れた友人夏目漱石を見送りに出たときの句だそう。

 

「朝顔市のときは、この境内も朝顔でいっぱいになるんですよね」

境内には、江戸時代の朝顔市の様子を描いた浮世絵が展示されている。

当時の朝顔市は新種の発表会も兼ねていたそうで、変わり朝顔は今見ても楽しい。

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さて、眞源寺を出て言問通りをしばらく行くと、

鶯谷駅前という信号があります。(角は不二家さん)

そこを左に折れると、劇場です。

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▲ここからエレベーターで6階へどうぞ。

 

「あ、『おこめちゃん』のお店ってあんな感じかも?」と麻生さん。

鶯谷から劇場へ下るあたりには、小さな飲み屋さんがたくさん。

今日は入谷から歩きましたけど、こちらはディープな鶯谷が楽しめそうです。

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▲小料理さんや立ち呑みやさんがいっぱい。

 

せっかくなのでもう少しだけ寄り道しましょうか。

入谷の老舗の一つ、笹乃雪さん。

創業元禄4年というお豆冨屋さんです。(ちなみにこちらでは豆腐ではなく豆冨と表記するそう)

今の『絹ごし豆冨』はこちらの初代の発明で、赤穂浪士も食べたとか、正岡子規も好物だったとか。

歴史を感じますね。

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ちなみに!今回の砂の上の企画の公演では、お料理付のコースがあるのですが、

もしかしたら、ここ笹乃雪のお豆冨がいただけるかも!?だそうですよ。

 

とすっかりお腹が空いた頃、入谷の町も、火ともしごろになってまいりました。

この後は、風情ある居酒屋さんでお話しを伺うことにします。

 

砂の上の企画のお二人、お散歩有難うございました。

 


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